ブログ上、完成見学会~!

去る2月20,21日の完成見学会には多くの方にご来場頂き、謹んで感謝申し上げます。でも当日都合があって見られなかった方もいらっしゃるだろうということで、そうした方々のためにブログ上で一部ご披露させて頂きたいと思います。

(▼)まずは外観。片流れ屋根が載ってます。この屋根の形にすると、2階のさらに上方にもロフトや小屋裏収納を設け易くなるというわけです。

家はそれほど広くないけれども収納はそれなりに確保したい、という住み手の希望が外観に反映されているというわけですね。
外装はグレーのサイディングを縦貼りして、シックな大人の雰囲気を演出しました。

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(▼)さてリビングの全貌です。
ちなみにテーブルの「脚の部分」だけは設計のkyoshoが構造材である3mの梁を4つに切って工作してみました(結構イイでしょ)。天板についてはそこいらにあったシナランバーを置いてみたまでです。
奥の高窓の格子は単なる飾りですがこれもちょっと工夫して作ってみました。こうしたものは長年経つと埃が溜まって興ざめになりがちですが、取り外して拭き掃除することができるようにしました。

ちょっと余談ですが、写真にあるように見学会用のアクセントとして、即席の思いつきで黄色と白のストライプのスツールを置いてみました。結構効果的でしょ。著名なデザイナー故渡辺力氏による「リキスツール」です。なんと段ボール製で廉価なのですが、象が乗っても大丈夫な耐荷重があるそうです(注1)。

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(▼)ちょっと触れましたが、今回は収納空間をどうやって確保するかがテーマのひとつです。「モノ」が多いこと、それは住み手が「モノ」を大切にする心の表れですよね。思い入れのある「モノ」はなかなか捨てられないものです。そう、人間は道具(モノ)と共に進化してきた動物ですから・・・。でもどんどん増える「モノ」をどうするか。しかも敷地は狭小の部類となると、ドラえもんのポケットも無いので「工夫する」という選択肢しかありません。そこで設計者kyoshoの考えたキーワードが「表と裏」・・・
kyoshoさん何言ってるんですか(??)・・・

(▼)「表と裏」その1:下の画像の奥の壁は、上が透明ポリカーボネイトによる欄間(らんま)の明かり取り、その下がテレビや電話などを据え置く棚になっています。この位の高さが丁度良いですね。

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(▼)この壁の裏側です。玄関ホールから見ています。下の方は下足入れになっていますね。つまり反対側のリビングのテレビ台の下側の部分を無駄なく使っていることになります。
玄関ホールは狭くて窓も無いので、高いところも欄間の窓から入る陽光で照すという機能を担っています。

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(▼)「表と裏」その2:柱に取り付けた飾り棚。趣味で創作したものなどを飾りつつ仕切っています。・・「飾る」という収納法。
そこに棚を透かして奥行を感じさせる空間演出を加えました。

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(▼)それでその裏はと言うと、ホビースペースとしての土間空間です。ちょっとした陶芸などの作業スペースを想定しています。
また冬でもあまり寒くならないよう、「基礎断熱」をしっかり施しました。

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(▼)さてこちらは和空間の壁。今回試験塗りした、これが例のY社の新製品の壁です。しかも平滑!職人技が冴えているように思うのですが、いかがでしょう。和モダンな部屋にもちょうど良さそうです。
古来からの基本的な漆喰の風合いを割と手軽な施工で再現でき、さらにホルムアルデヒドを吸収するので健康に良く、またPH(ペーハー)が中性なので扱う上でも安全、などのメリットがあるそうです。

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という具合で、細かく解説するとやっぱりキリがありませんね。
では(^^)/



(注1:の体重に耐えるはずのこのスツール、なぜか見学会後しっかり凹んでいました。変ですねぇ。営業の○○さんが座っていたのを知っていますが絶対名前言えません。)

ブログ上、完成見学会~!

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