さてこのパースは、現在工事中のＩ様宅の内観イメージです。
ご契約の前に建てようとするお住まいのラフ画をこのように描いてお渡しし、その後の打合せの参考にしております。今回は基本的な空間の骨格はあまり変わらず着工に辿りつきました。
設計中の時点で、お客様のＩ様は、建て替え前の現在も昭和40年代位の古い戸建て住宅を買いリノベーションをして住まわれていました。それを参考にということで設計中に拝見したのですが、天井を剥がして天井裏を露出した空間とし、家具もそれとなく空間に調和した良いものを置かれるなどセンスは抜群で感心してしまいました。
今回土地を求めて新築するご決断をされたとのことですが、当然ながら、思い入れをありったけ注ぎ込むことにもなったわけです。
施工にあたってとかく我々建築会社は均質で小ぎれいに手堅く納めようとするのですが、今回はむしろラワンベニヤを天井一面に素っ気なく貼るなど、ちょっとワイルドな（と言っていいのか）最近増えてきた傾向が求められています。素材そのまま、変に飾らない感性に根差しているということかと思います。
その場合施工する側もそうした感性を理解した上で施工する、気遣いなどの面でグレードの高い仕事が求められるのでしょうが、弊社の面々であれば安心して任せられるという気持ちでおります。
もうすこしで上棟。さぁ、家づくり具体化の本番です。（ですが正直な気持ちとして、今から竣工も楽しみなのです）
現在工事中